2010年02月15日

<山本病院>肝臓手術経験10回以上…理事長が県に虚偽回答(毎日新聞)

 奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(破産手続き中)で肝臓手術を受けた男性患者(当時51歳)が死亡した事件で、業務上過失致死容疑で再逮捕された理事長で医師の山本文夫容疑者(52)が、手術の約7カ月後の県の事情聴取に対し、「肝臓手術の経験は10回以上あった」などと、うその回答をしていたことが県への取材で分かった。県警は、山本容疑者が経験や人的態勢が不十分だったことを認識していたとみて調べている。

 山本容疑者と同容疑で逮捕された助手の塚本泰彦容疑者(54)は、男性の腫瘍(しゅよう)が良性だったにもかかわらず、「肝臓がん」とうその診断をし、06年6月16日に摘出手術を実施。その際、肝静脈を傷つけて大量出血させた。男性は出血が止まらず、死亡した。

 通常、肝臓手術は経験を積んだ執刀医や麻酔医ら医師3〜5人の態勢で行うが、山本容疑者らは経験がなかったうえ、輸血の準備もせず、2人で実施した。【上野宏人、大森治幸】

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2010年02月12日

強盗殺人容疑などで再逮捕へ=千葉大生殺害、来週にも−千葉県警(時事通信)

 千葉大生荻野友花里さん=当時(21)=殺害放火事件で、千葉県警松戸署捜査本部は、荻野さんのキャッシュカードで現金を引き出したとして窃盗容疑で再逮捕した竪山辰美容疑者(48)=別の強盗致傷事件などで起訴=について、荻野さんを殺害し部屋に放火した疑いが強まったとして、拘置期限の17日にも強盗殺人と現住建造物放火容疑で再逮捕する方針を固めたことが10日、捜査関係者への取材で分かった。
 捜査関係者によると、竪山容疑者は昨年10月21日、荻野さんの胸などを包丁で刺して殺害。キャッシュカードなどを奪った上、翌22日、荻野さんの部屋に火を付けた疑いが持たれている。
 これまでの調べに対し、竪山容疑者は荻野さんを刺したことや火を付けたことを認め「脅して暗証番号を聞き出した」などと供述したとされる。捜査本部は同容疑者の供述に基づき、千葉大園芸学部の敷地内で包丁やTシャツを発見しており、荻野さんの首に巻き付いていたストッキングからは、同容疑者のDNA型が検出されている。 

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2010年02月10日

広がる「同姓同名」ネットワーク 偉人を自分とだぶらせ・・・別の人生疑似体験(産経新聞)

 インターネットの検索エンジンに自分の名前を入れると、自分と同じ名前の“他人”に出会えることがある。異なる土地で異なる人生を送り、年齢も外見も違う同姓同名の他人。そんな同姓同名を探す動きがネットの普及とともに広がっている。たかが名前、されど名前。全世界を探してもおそらく同姓同名はいないであろう記者が、ネット社会の同姓同名事情を追った。(道丸摩耶)

 ◆今年大ブレーク

 大河ドラマの影響で坂本龍馬ブームが続く中、今最もホットな“同姓同名”さんはこの人だろう。龍馬をテーマに1年間限定で発行される雑誌『RYOMA』の編集長を務める主婦の友社の坂本龍馬さん(37)。龍馬の末裔(まつえい)ではないが、祖先は高知の出身だ。

 「龍馬ファンの父がつけた名前です。有名な人物だけに何かと言われますが、自分も高知に行ったり本を読んだりと龍馬の研究をしていましたし、嫌な思いをしたことはないですね」

 『RYOMA』はこれまで女性誌が中心だった同社が初めて出す歴史雑誌。当初は「名前が同じというだけで、ふざけている」と全国の龍馬ファンから怒られるのではないかと尻込みもした。しかし「やるなら徹底してやろう」と開き直り、編集長を引き受けた。龍馬の“コスプレ”姿も披露しながらのPRも奏功し、1月29日に出た創刊号は好評だ。有名人と同じ名前に名前負けしてしまう人もいる中、“本家”と同様の熱心さで、3月発売の第2号の準備を進めている。

 ◆運動15年で80人に

 同姓同名を探す活動を15年以上続ける人もいる。都内の広告代理店に勤める田中宏和さん(41)だ。

 田中さんが初めて同姓同名に出合ったのは平成6年秋。プロ野球ドラフト会議で、自分と同姓同名の高校生投手が近鉄(当時)の1位指名を受けた。

 「それまで自分の名前は嫌いでした。普通だし、そもそも田んぼの中という名字からして腰砕け。でも、田中宏和投手のおかげで、名前が同じだけで他人の人生を疑似体験できると分かったんです」

 この経験を年賀状でネタにした直後、たまたま手に取った文芸雑誌の広告で、文芸評論を出版した、また別の田中宏和さんを発見。ネットの普及とともに全国から情報が寄せられ、今では「会ったことがあるのは自分も入れて17人だが、情報だけなら80人を超えた」という。

 昨年は「田中宏和のうた」も作った。作詞・田中宏和、作曲・田中宏和、歌・田中宏和。ただし、作詞と作曲は別の田中宏和さんで、歌っているのは総計11人の田中宏和さんだ。現在、2曲目「名前さえあればいい」の制作も進められ、今月下旬には14人の田中宏和さんが共著で『田中宏和さん』という本を出す。

 「今は無理して『オンリーワン』になろうとする風潮があるが、それは人を追い込む。同じ名前でも人はこれだけ違う。同姓同名を探すと、生きているだけで十分オンリーワンだということが認識できるんです」

                   ◇

 ■ネットで探せる「同姓同名」サイト

 ネットで「同姓同名」を検索すると、いくつかのHPが出てくる。

 「同姓同名辞典」は昔の電話帳データを元に、同姓同名の数や順位が分かるサイト。「同姓同名クラブ」では、入会者の名前やコメントが登録されており、同姓同名を探せる。

 会員制コミュニティーサイト「mixi」にも、同姓同名にまつわるコミュニティーがある。有名人と同姓同名の人が集うコミュニティーでは「すぐに覚えてもらえる」「同名歌手の歌を歌わされる」など、同姓同名ならではのエピソードが披露されている。

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